パレスチナだより

2016年8月~2017年8月、パレスチナ・ヨルダンに留学していた女子大生です。留学生活のあれこれ、思ったことをつらつら書いていきます。

2週間経ちました

久しぶりに何もない一日!こっちは金・土がお休みです。

 

 

イスラーム教にとって金曜日は集団礼拝の日。

お店もほとんど開いておらず、いつもは町中を走り回っている

バスやセルビス(serviceのアラビア語読み、乗り合いタクシー)も

本数が少なくなります。

出かけようにも出かけづらい曜日なので

大人しくお家にいてやり溜めてたことや後回しにしていたことを色々片づけています。

 

パレスチナに来てから早くも2週間…

以下Facebookの投稿を見てくださった方は内容が被っていますが、

近況報告チックなものを。

 

今週からやっと授業が始まりました!

とは言っても大学の建物自体はストライキで閉鎖されているため、

birzeitからセルビスで15分ほどのramallahにある

大学付属の建物で授業を受けているのですが…笑

ストライキ!?という方へ。このことについては大学の大先輩が文章をお書きになっていたので勝手に引用させていただきます…詳細については私も知らなかったので大変勉強になりました。)

ameblo.jp

 

Birzeit UniversityのPalestine and Arabic Studiesという外国人向けのコースに所属し

アラビア語(文語&口語)と社会科学系の授業(英語)を取っています。

 

30人弱?いる学生の中でも私のような学部生は稀で、

博士号を取ってから来ている人、仕事を休んで勉強しに来ている人、

こっちで子育てしながら勉強している人、さらには国連で働いている人!?などなど…

様々な経歴を持つ人々と同じ教室で勉強しています。

国もアメリカ、イギリス、ドイツ、ノルウェースリランカ、韓国などと、

欧米組が多いものの様々なところから集まっています。

彼らの中にはパレスチナ人とのハーフも!

「お父さん/お母さんがパレスチナ人だからアンミーヤ(口語)はできるけど

フスハー(文語)はさっぱり」という感じみたいです。

 

学校が始まるまでは

「学校行くの週4だけだし1日3コマだけか~」と

余裕ぶっこいていたんですが、

いざ始まってみると一コマ2時間、アラビア語と英語オンリーの環境で授業を受け、

毎日帰る頃にはクタクタに…

 

アラビア語は勉強中だからともかくとして…

英語に対する苦手意識が染みついてしまっているのが辛いです。

高校生までは学校の中で英語ができるほうだったけど

外大に来たら周りが英語できる人ばっかりで

そこからなんとなく英語に対する劣等感がついている私。

 

授業数はアラビア語5:英語2とアラビア語のほうが多いので、

アラビア語の勉強を言い訳にして英語は勉強してなかったし、

加えて3年生の春学期は英語系の授業を一つもとらないという

なんとも英語から逃げた生活を送ってしまっていました。

 

「英語は旅先で困らないぐらいでいいや~~」

と思って大学生活を送っていたのですが、留学はそう甘くなかったのです。

 

こっちでの授業中、

文法用語や難しい言葉を英語で説明されてもいったん日本語にしないと分からないし、普段の会話でもクラスメートの英語ネイティブやヨーロッパ人の英語が聞き取れない…

聞き取れたとしても言いたいことを言えない…

言おうとしても発音に自信がなくて伝わらない…

伝わらないから黙っちゃう…みたいな悪循環。

 

「あ~~~早くこの状況から脱却したい~~~」

 

英語ペラペラな彼らと同じ土俵に立ててない感が悔しいです。

 

でも「帰国子女じゃないから」とか「日本人だから」っていうのは

言い訳でしかないってことは分かってます。

間違えてでも、言語は使わない事には上達しないですから。

 

今までずっと日本という生温い環境で育ってきた自分にとって、

レベルの高い人たちに囲まれながらこういう悔しい思いができているだけで

留学している価値を感じています。

 

心が引きこもりがちだった先週を反省して来週は変化を起こしたいと思います。

 

さてこれまでの2週間、

有り難いことに毎日面白いことや楽しいことがあったので

書きたいネタは山ほどあります。

(ブログ見返したらパレスチナに着いてからの記事1つも書いてなかった…笑)

 

記憶が薄れないうちに更新したいものです。

 

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 (今日の一枚:同期が買ってきてくれたこっちの緑茶。なんか味が違う感じするけどこれもありかな…)