パレスチナだより

2016年8月~2017年8月、パレスチナ・ヨルダンに留学していた女子大生です。留学生活のあれこれ、思ったことをつらつら書いていきます。

QOLが上がってきた

学校も三週目が終わり少しづつ慣れてきたかなあという感じです。

 

さて新居に引っ越して1週間。

欲しかった醤油を手に入れ

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(残念ながら日本の醤油は見つからなかった…エルサレムとか行けばあるのかな)

 

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(久々の醤油にテンションが上がって作った、から揚げという名のチキンナゲット)

 

電子レンジを手に入れ、

(大家さんに「200シェケル=約6000円で買った」って言ったら「新品?!どこで買ったの安いね!」って驚かれてこっちがびっくり…しかもお金払ってくれた)

 

ビルゼイト村の暮らしも落ち着いていて好きだったけど、

ラマッラーは便利だし家は快適だし、

何より上の階に住んでいる大家さん夫婦が優しくて

今の生活、とーーーっても気に入っています。

 

今日も外で洗濯物を干していたら

ナーイラ(奥さん)にばったり会いました。

ナーデル(旦那さん)は英語ペラペラで、

英語で話しかけてくるんだけど

(それに対抗して私は何としても、拙くてもアラビア語を喋ろうとしています)

ナーイラは英語がそんなに得意じゃないから

アラビア語で話してくれます。

 

私の拙いアラビア語もちゃんと聞いてくれて、

「アンミーヤ(方言)を勉強するには喋るのが一番だよ!ハビーバティー!」

と言ってくれます。

ちなみにハビーバティーっていうのは

英語で直訳するとmy loverです。

こっちでは親しい人に対して言うんだけど、

今日ナーイラに初めて言われて嬉しすぎました。笑

 

そう、パレスチナに来て驚いたことの一つがこっちの人の英語力の高さ。

普通のお店のおっちゃんとか、バスの運転手さんとかも

英語喋れるし、あまり上手じゃなくても英語で喋ろうとしてきます。

あるパレスチナ人にその驚きを伝えたところ、

「なんで?英語は喋る機会が多いから簡単だよ~」とのこと。

 

英語が通じる環境がありがたくもある一方、

「もっとアラビア語喋りたい…」

と思ったりもします。

学校に行くと留学生しかいないから日常会話はほぼ英語だし…

 

ビルゼイト大で授業始まったら

サリーム(大学近くのお店のおじちゃんでアンミーヤしか分からない)

のところに通おう。

あと大学で一回会った

日本のマンガ大好き少女と仲良くなって、日本語を教えることを交換条件に

アラビア語教えてもらおうと計画中…!

 

学校の時間割だけみると暇そうだけど、

なんだかんだ毎日用事があったり勉強したいことが沢山あって

おかげさまで忙しい日々を送っています。

 

明日・明後日はスタディーツアー、

来週はPalestinian Question(英語でやるパレスチナ問題の講義)のプレゼン担当だし

来週末はテルアビブ(イスラエルの大都市)に泊りがけで行く予定です。

とりあえずPalestinian Questionの英語文献を読まねば…!

英語のプレゼンなんて外大のGLIPでしかしたことないよ~~ドキドキ…

 

今日の一枚:

ナーデルが「庭になってるから自由にとって食べて!」と言ってくれた葡萄。

スーク(市場)にも最近はブドウやみかん?が並び始めました。

学校の先生も先週「昨日で夏は終わりで今日から秋だよ」と言っていたように

こちらはだんだん涼しくなってきました。

日本ももう秋かなあ。

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家の庭で採れたとは思えないぐらい甘くておいしい…

パレスチナのお家ってだいたい庭があって、

果物の木がなっている気がします。素敵だなあ。