大学のストライキの話
「ストライキ見に来る?」
先週、9/4の話ですが
ハーリド(留学先であるビルゼイト大学の学生)からの電話で
急遽ビルゼイト大学のストライキの様子を見に行くことになりました。
大学の東門にハーリドが来てくれるとのことで向かうと案の定門は閉まっています。
しょうがないよじ登るかあ…と思った矢先に守衛さんが出てきた!
「友達が中にいるから入りたいんだけど」
「ビルゼイトの学生?学生証持ってる?」
「そう。PASの学生。来たばっかりだから学生証は持ってないけど」
正規の学生じゃないってこともあって守衛さんは厳しい顔。
「申し訳ないけど今日はごめんね。明日なら大規模なデモやるからそっちにおいで」
そっかー残念…と帰ろうとしたところにハーリドがやってきた!!
ハーリドとその仲間たちが交渉してくれたおかげでなんと大学内に入れることに。
(ハーリドって誰って感じだと思うので、彼についても後ほどかければいいなあと思うのですが…とりあえず言いたいことは彼の人脈はすごいってこと。)
大学を歩いていると学生委員会の人たちがいます。
ハーリドに紹介してもらい彼らとお話しすることに。
「僕たちのストライキに対してどう思う?」
「日本の大学ではストライキしないの?」
「じゃあ日本の学生委員会って何してるの!?」
とまで言われる始末。うーんそういえば日本でストライキ見たことないや…
ビルゼイト大学は年によって学費が変わるようで、
ここ数年は毎年ストライキやってるらしい。
「今日(9/4)でストライキ何日目?」
「10日目だね」
「いつまでやるの?」
「学費値上がりが撤廃されるまで!1か月ぐらいかなあ。
ちなみにこの前は31日間続けたよ」
すると「いや29日間だね」と他の学生。
いや29日も31日もこっちとしては変わりないよ…(笑)
「去年は学生が勝ったから今年も勝つまで続けるよ!」
(こんな感じでテントとマットレスで生活してる…)
このストライキ、
ビルゼイト大学出身の政治家やジャーナリストが
ご飯を差し入れで持ってきてくれたり、
デモンストレーションでは先生もスピーチしたり…!
このようなことがスト中の学生のモチベーションを維持しているとのこと。
(後日大学で行われたデモンストレーションの様子)
大学内でベンチに座って
「ストライキ中は学生いないし、
門に立って監視してる必要ないから暇なんだよね~」
と話す守衛さんが非常に印象的でした。
(大学のメインゲートの様子)
(頑丈に閉じられた門)
さて、
Eid Al-adha(イード・アル=アドハー、犠牲祭)というイスラム教の祝日の関係で
明日から10日間ほどの長期休暇です!
休暇楽しむぞ~~