ドキドキのイスラエル入国
パレスチナに来てから2週間弱が経ってしまいましたが…今回は入国のお話を。
イスラエルへの入国は世界一厳しいとも言われています。
初めてのパレスチナ、そしてイスラエル入国だったのでドキドキだったのですが、
今回は私が事前に集めた情報や、自分がイスラエルに空路で入国するために行なったこと、実際の様子などを書きたいと思います。
まずイスラエル入国について。
イスラエルで仕事や留学をする際は就労ビザ、学生ビザの事前申請が必要なのですが、3ヶ月以内の観光目的滞在の場合はビザは必要ありません。
ではイスラエル入国の滞在は何が厳しいのか?
それは3ヶ月の滞在許可が全員に必ず出るわけではないということです。
入国の際の口頭審査によって決まるのですが、
聞いた話では2ヶ月分しか許可がもらえなかった人や1週間だけの人、
最悪の場合入国拒否なんてこともあります。
ただこれはイスラエルへ何度か入国している人に多いことなので、
1回目の入国であれば問題ないことが多いようです。
では実際にどんなことが質問されるのか、そしてどんなことに注意するといいのでしょうか?
質問されることは
「何日間滞在するのか」
「目的は何か」
「どこに行くのか」
「知り合いはいるか」
「連れはいるか」
などなど。
これに加えて、
アラブ諸国への渡航のスタンプがあるとその滞在について質問されることもあるとか。(私は1か月越えのエジプト滞在の記録が残っていたのですが、
何も聞かれませんでした)
では私が入国した時はどんな様子だったのかというと…
私が到着した際には入国審査の窓口が3つあったのですが、
私は一番流れの速い列を選びました。
ちょっと厳しめなお姉さんが担当していたのですが、
パスポートを見せただけで何も質問されず…
3ヶ月の滞在許可書をはさんだパスポートが1分足らずで返却されました。
あれだけ念入りに入国審査の準備を進めたので予想外の結果でびっくり…
一回目の入国ってこんなあっさりしたものなんですかね…?
ちなみに隣の窓口のお姉さんは1人1人に上記のような質問をしていました。
審査官によってかなり差があるっぽいですね。
まとめると、
・パレスチナ側に行くとしてもそのことは言わないほうが望ましい。
どこ行くの?って言われたらイスラエルの観光地を適当に挙げておく。
・事前にどこに行くのか、どこに泊まるのかなど
質問が予想されることに対して答えを用意しておく。
・帰りの航空券を見せられるようにしておく。
私のようにいつ帰るか決まってない場合はキャンセル可能なチケットを購入し、
入国後にキャンセルする。
・流れのはやい列を選ぶ
・目の死んだ審査官は避ける
・「怪しい」と思われたら負けなので、平常心と笑顔で臨む
・複数人で行くときは一緒に行ったほうがいいらしい。
ひとり旅チックだと怪しまれることもあるとか。
ここまで読んで
「長期留学なのにどうして観光ビザで入国したの?」
って思った方もいるかもしれません。
実はパレスチナ側の大学にはイスラエルから学生ビザが出ないのです…
こういうところでもイスラエル/パレスチナが抱える問題を実感させられます…
なのでパレスチナに1年間留学する!と言いながら今の時点では確かではないんですよね(日本の大学経由で延長手続きをする予定です)。
まあとりあえず3ヶ月はパレスチナに居られるということで、とりあえず一安心。